無題

・さっき部屋の掃除をしていたらへそくりを発掘した。その額2万円。

いつのものだったか全然覚えていないのだが、臨時収入は滅茶苦茶嬉しい。実際のところプラマイゼロとはいえどうしてこんなに嬉しいんだろう。本当に幸せだ。想定外のポジティブなことって最高過ぎやしないか。イエーイ。サプライズプレゼントとかウケwという目で見ていたのが恥ずかしくなってきた、俺は多分かなりサプライズに弱い。たとえプレゼントの中身がカワニナ200匹だとしても喜ぶと思う。まあそれは流石に嘘だが、想定外のことの付加価値は想定外に大きい。

 

・高校の頃、寺生まれの友人宅、つまり寺に泊まった帰りに、記念品の名前入りライトを貰った。なぜライトなのだろう。肝試しでもやれということだったのだろうか、寺なのにいいのかそれで。ちなみに檀家から貰ったらしい霜降り牛で超うまいすき焼きを食ったり、60畳くらいの大広間でエッチな話をして夜を明かしたりしたので多分いいのだろう。世の中っていいことだらけだな!

 

・ピャッ、という擬音語に愛くるしさを感じる。これ以上に間抜けな音はあるだろうか。しかしその間抜けさとは裏腹に意外と適応範囲は広い気がする。速さと広がりとまっすぐさに関しては大体ピャッと言っておけばいい。というか困ったらピャッと言っておけばいいと思う。

 ピャッと目覚めてピャッと電車に乗ったら隣に座っていたサラリーマンがピャッとゲロを吐いたので、たまらずピャッと下車した。たまたま降り立ったその無人駅はピャッと静かで、そこから見る冬の空はピャッと開けていた。ピャッと進む線路は日本中にピャッと繋がっているんだな、そんなことをピャッとした寒さの中ピャッと考えていた。

うるせえな。