使い捨てマスクは使い捨てなくてもいいのではないか

これは性格上仕方のないことなのだが、どうしても小さい頃から変なところでコストパフォーマンスを求めてしまう傾向にある。例えば高校時代、たかが文庫本一冊を買うためにわざわざブックオフを2、3店舗回って最安値を見つけてみたり、最近では普通サイズの扇風機を買うのを躊躇ってクリップ型の小さなヤツだけで夏を乗り切ろうとしてみたり。そのくせスーパーに行くのを面倒臭がってコンビニ飯やカップ麺ばかり食っているから本末転倒この上なしだ。

 

今年はヒノキ花粉が猛威を奮っている。今までは花粉症と言えばスギ花粉、ヒノキは風呂、リフォームリフォーム片岡ぐらいの認識だったんだけれど、残念ながら今年に入って見事に屈服してしまった。そうなると当然マスクをする期間が長引くわけであって、貧乏性の身としては使用量を減らしていきたい訳である。で、いわゆる使い捨てマスク、298円で50枚入りでお得用のそれって意外と捨て時が分からなかったりする。流石に長いこと付けっぱなしにしたら捨てることにしてはいるけど、ちょっとだけ付けてそのまま捨てるのもなんというか芸がないので、そういう時はとっておいてまた使うのが普通だと思う。

ところでこのマスク、不織布ということはつまり布だよね?調べてみるとフェルト生地なんかは不織布である。パッケージには洗って再使用しないでくださいなんて書いてあるけど、何回か洗濯して使い回す程度の耐久性はあるんじゃないだろうか。しかも大体マスクなんかは切らしたときにわざわざ新しく買うのがかなりめんどくさいというか、頻繁に買う訳でもないのでいつも買い忘れるカテゴリに分類されるものだ。だったらいっそのこと服なんかと同じように、ワンシーズンを7枚くらいでうまくやりくりしたほうが経済的だし、ものぐさにとっては楽でありがたいのでは?

とここまで書いていて気が付いた。そもそもこういうことを考えること自体が面倒臭かったし、この駄文を書いている間にスーパーに行って鶏胸肉を100g49円で買うことができた。そしてマスクを洗う時間で炊飯器の釜くらいは洗えるだろう。

 つまりはそういうことなのであった