今現在を未来な感じで生きたい

半年ほど前から電気シェーバーを使っている。ちょっと敏感肌なので(敏感肌というワード、薄ーくえっちな響きだ)それまでは5枚刃のカミソリを使っていたのだが、シェービングジェルとか錆びてくる刃の交換とかを考慮すると結構ランニングコストがかかるなと思い至り、肌に合わなかったら捨てればいいや程度の感覚で3000円弱の電気シェーバーを試しに買ってみた。

いざ使い始めてみるとこれがかなり便利だ。コスト面はもちろん、わざわざ風呂場で剃る必要がないのが良い。時間短縮に繋がるのもあるが、ヒゲとジェルの入り混じった液体、仮にダメスムージーと名付ける、が排水口に流れていく光景のおっさん臭さを生活から撤去してくれたのがありがたい。ありがたいと書いたが、これはダメスムージーという大して上手い例えでもない面白ワードを使いたかったから無理やりひねり出した感想で、本当の利点は手軽さとコスパだけです。

 

太陽系を旅行したいし、人口増や巨大隕石や核戦争といった不測の事態に備えてとっとと宇宙移民を進めるべきだと思っている。機動戦士ガンダムシリーズが好きだからです。そんな訳で近代以降の科学技術の大発展は大いに歓迎していて、身の回りのことが自動化されればされるほど快適に暮らせるだろうと楽観視している。その反面必要以上に手作業にこだわるタイプの趣味はあまり楽しめない悲しさもあるっちゃある。さてその立場に立っていると、この電気シェーバーはめちゃくちゃビビットなSF的感動を俺に与えてくれるナイスなアイテムだった。ひげ剃りで未来を感じられるっておトクな脳みそしてんな。

多分そういったタイプの感動は結構身近に転がっていて、今の生活を変えるのがめんどくさいからといった理由で見逃しがちな気がする。未来っぽさでコーティングしただけのイロモノガジェットを買うよりも、生活を自動化してくれるようなものが入り込む隙を日常の中に上手く見つけるのがちょっとだけ未来にタイムスリップするコツかな。中途半端な値段で買ったまま放置しているスマートウォッチをどうすればより高く金に替えられるか悩みつつ、そんなことを考えました。

 

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そういえば360°カメラも買ったままあんまり使ってないなあ。これはなかなか楽しいから色々写真を撮りに行きたいんだけど、スマホジャイロセンサーが載ってなかったりして肝心のVR機器がないのでモチベーションが上がらないでいる。毎日部屋でも撮っとこ。今日から俺は撮っとこ部屋太郎である。完。