正直ストレス発散としてインスタント感覚で書き散らかした文章だったのだが、一応「で?」を目指して書いた手前、その構造を解説してみることにする。なぜそんな自殺の練習みたいな真似をするのかって?人には眠れない夜があるからさ。
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(1、目を引く書き出し)
「パッキンアイス」「ポッキンアイス」「チューペット」「チューチュー棒」「棒ジュース」(羅列してどれか一つに引っ掛ける)
「ポリエチレン詰清涼飲料」(正式名称でずらす)
「半分に折るやつ」(漠然さでずらす)
「貧乏人が異様に有難がる砂糖水(笑)」(攻撃的にずらす)、等々。
(2、それっぽく書き始めて小オチをつける)
大抵どう呼んでもアレのことを指しているのだと伝わるが、自分と相手の呼び名が違った場合、己を貫き通すか相手に合わせるかの葛藤を引き起こす。(あるある)
そう、これはコミュニケーションの本質を鋭く穿つ食品なのだ。(壮大に飛躍させることで逆説的に下らなさを出す)
ちなみに俺は「尻穴穿ち」と呼んでいます。なぜならそういう形をしているからです。(結局ただ下らないだけ、という小オチ)
(3、突然切り口を変えて幅を持たす)
それはそれとして、(急に前段落を投げ出す)
ありゃどうも折りにくい。5回に1回は失敗している気がする、もう少し折りやすくはならんのだろうか。しかも一度で折りきらないと容器が伸びてしまい、もう手では折れない。こういう些細な日常は上手にこなせないと地味に気力を吸い取られるから、失敗を恐れるあまり力みすぎてしまう。(ここは普通に思ったことを書く)
その姿はさながら、目の前に積み上げられた瓦を全て割り切らなければ破門されてしまう空手家の如しである。(雑に例える。あるんだかないんだか分からないけどそんな感じかな、というモヤモヤ感)
(4、文体を変えて話題を広げる)
さっきも一度でパッキンと折り切れず、グニ~ンと伸びた真ん中の部分をキッチンバサミでチョキっと切ろうとしたら、余りにもハサミの扱いが適当だったために指をパックリと切ってしまった。ついでに心もポッキンと折れた。血がドクドクだったので絆創膏をペタッと貼った。(執拗な擬態語でウザくする。ちなみに割とザックリいってビックリしたので、ここから話を広げた)
腹はペコペコだしエアコンはヒエヒエだ。(関係ない)
(5、オチ)
結論として海外のことわざを作ったので、それで締めようと思う。(唐突かつ意味不明な終わらせ方)
「土間でボードゲームをする子供は、パッキンアイスを折ることができない」
(意味:土間でボードゲームをする子供は、パッキンアイスを折ることができない傾向にある)(ことわざなのに字義通り、というナンセンスさにより文章全体を台無しにする)
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やってみて思ったこと。
・面白さを解説するのは恥ずかしい
・「で?」というより「は?」だな
・無駄な時間だった
・不毛
こちらからは以上です。