で?という文章を目指しました

「パッキンアイス」「ポッキンアイス」「チューペット」「チューチュー棒」「棒ジュース」「ポリエチレン詰清涼飲料」「半分に折るやつ」「貧乏人が異様に有難がる砂糖水(笑)」、等々。

大抵どう呼んでもアレのことを指しているのだと伝わるが、自分と相手の呼び名が違った場合、己を貫き通すか相手に合わせるかの葛藤を引き起こす。そう、これはコミュニケーションの本質を鋭く穿つ食品なのだ。ちなみに俺は「尻穴穿ち」と呼んでいます。なぜならそういう形をしているからです。

 

それはそれとして、ありゃどうも折りにくい。5回に1回は失敗している気がする、もう少し折りやすくはならんのだろうか。しかも一度で折りきらないと容器が伸びてしまい、もう手では折れない。こういう些細な日常は上手にこなせないと地味に気力を吸い取られるから、失敗を恐れるあまり力みすぎてしまう。その姿はさながら、目の前に積み上げられた瓦を全て割り切らなければ破門されてしまう空手家の如しである。

さっきも一度でパッキンと折り切れず、グニ~ンと伸びた真ん中の部分をキッチンバサミでチョキっと切ろうとしたら、余りにもハサミの扱いが適当だったために指をパックリと切ってしまった。ついでに心もポッキンと折れた。血がドクドクだったので絆創膏をペタッと貼った。腹はペコペコだしエアコンはヒエヒエだ。

 

結論として海外のことわざを作ったので、それで締めようと思う。

 

「土間でボードゲームをする子供は、パッキンアイスを折ることができない」

 

(意味:土間でボードゲームをする子供は、パッキンアイスを折ることができない傾向にある)