ハードルト

朝食を楽に摂取したいのと、コンビニデザートの誘惑に打ち勝つ武器が欲しいという理由でヨーグルトメーカーを買った。単純計算で15〜20回程作れば元が取れる。甘酒とか温泉卵とかも作れるらしいし腸にも超良いし(面白い!)、まあ悪い買い物ではないだろう。

牛乳パックに市販のヨーグルトをちょこっとぶちこんで放置したらちゃんとヨーグルトになっていて簡単杉ワロタなのだが、ところでやってみれば意外と簡単なことが恐ろしく難しいと思ってしまうアレはマジで邪魔だと思う。プライドを捨てて何事も経験!即行動!とは言うけれど、プライドだけが理由ではない気がする。

例えば市役所に行く用事がクソめんどくさいのは公的機関の妙な威圧感から来る心理的な距離の遠さのせいだと思うし、海外旅行に行きたいのに行けないなんてのは言語のハードルだったり航空券が高いという思い込みのせいだと思う(ジャカルタ往復2万と知ったときはおったまげ過ぎて歌留多になった)。

ヨーグルトメーカーはたまたまamazonで出てきたから知れたものの、そういう簡単さを知るアンテナを立てるまでが難しい。情報は飛んでいるけど受信していないと言うか、受信する必要がないと言うか。そもそも自分の生活の外側への興味は、現状に相当不満があるか相当満足しているかのどちらかでないと抱き辛いだろう。経験談として、というか今の自分から考えると現状に不満がある場合のアンテナは狂っていることが多い。そして経験の前に簡単さを知ってもそれを疑ってしまうことがある。

 

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この辺まで書いて何を主張したいのかよく分からなくなってきた。そして別にこのことについて何か大仰な事を書きたい訳では全然無かったのであった。 

 

結論。

・ヨーグルトがうまい

・市役所行かなきゃ

・全ての物事のハードルを1センチにできればいいね